朝焼け
気がついたら、ずっと下ばかり向いて生きていた
「生きるのむずいな〜しんど〜」
と、思いながら
慎重に慎重に、足場を確認しながら
下ばかり向いて生きていた
なるべく失敗はしたくなかったからね
朝方5：00前
今日も曲作り進まなかったなぁと伸びをして
眠ろうかなぁとボヤボヤしながら
ふと、自分の部屋から見た朝焼けがすごく綺麗だった。
赤から紫、オレンジ、ピンク、みずいろ
グラデーションがかっていた
なんだか会いたい人に会えてないなぁ
なんだか何も見えないままガムシャラに頑張っちゃってるなぁ
なんだか疲れちゃってるんだなぁ、私
なんだか美味しいもの食べたいなぁ
休みたいなぁ
あの人に会いたい
もう会えないのかもなぁ
朝焼けを見たときにポロポロといろんな気持ちがこぼれ落ちた
今まで全然気がつかなかった気持ち達だ。
下ばかり向いて
慎重になって
それだけしか見えなくなって
全然気がつかなかった。
自分が疲れてることも
なにに頑張ってるのかが、わからなくなってたことも
あの人のこと、どれだけ好きだったのかも
全部無視しちゃってたみたいだった。
下ばかり向いてたから
気がつけるものも、気がつけなかったんだな
たまに上見たら
意外と綺麗なもの見つかるじゃん
気がつかなかったこと気づくじゃん。
これはみんなに伝えなければ。と思って作った曲でした。
それを恋愛に落とし込んで書いた曲。
『君と一緒にいた毎日が
素敵だったなんて
今更気づいたんだ』
しくしく悲しむことはすごく大切だし
絶対に悲しむべきだと私は思うんだけど
少し落ち着けるようだったら一度上を見てみるといいなって。
「悲しい」の一歩先に進んでみたいなぁと思ったの。
